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【2026年版】墓じまいの費用と手続きの流れ、トラブル事例など

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墓じまいの流れと費用

始めて墓じまいされる方は判らない事だらけだと思います。そこで、一般的な墓じまいの仕方を、かかる費用やトラブル事例などを本音と現状で解説してゆきたいと思います。

墓じまい後の遺骨処理が最も安く済む海洋散骨をする流れでご説明いたします。

墓じまい費用の目安はいくら?

墓じまい費用の総額を○○円!と断言していないところばかりだと思います。これは、お墓の場所、大きさ、遺骨の数や状態、遺骨の行き先など多岐にわたる要素で見積もりされますので各墓石ごとに詳細な見積もりが必要だからです。

とは言え始めて墓じまいされる方は「基準」が知りたいでしょうから先に述べておきます。あくまでもご参考に。

平均的な3㎡のお墓で、先祖の遺骨が5つ程度あったとした場合、

① 菩提寺へ永代供養に出すと120万円~
② 公営墓地に永代供養なら~80万円
③ 散骨だと~50万円

くらいが相場です(ほんとザックリですけど)

高い!と思った方も多いと思いますが、この料金の内約30万~40万円は墓石の解体撤去費用です。地元の石材店なら30万、大手の石材店なら40万円といった感じです。

お墓の大きさや規模・場所などにもよりますが、平均的な1坪墓を更地に戻すとこのくらいの料金が必要です。

ちなみに名の知れた有名な石材店に頼むと大体40万円くらいです。10万円の差はサービスの差でしょうね。

つまり墓じまいの費用は遺骨の処分方法によって大きく値段が左右することが判ると思います。

2023年頃から自治体でも安価な合祀墓を採用するところが増えてきましたので、先ずは居住地の霊園HPを確認する事をお勧めします。

そのうえで見つからない場合は海洋散骨をオススメします。

海洋散骨はかつて「グレーな葬送」と呼ばれておりましたが、2021年3月に厚生労働省より「散骨業者向けのガイドライン」が公式発表されたことで、多くの自治体もこれに従い改葬理由として認めています。

散骨が安い理由は、施設使用料も永代供養料もありませんし、無宗教なので高額になりがちなお布施などが必要ないからです。

まごころ散骨

墓じまいの流れ

  1. 見積もりをしておく
    お墓の中には遺骨がありますので、誰の遺骨があるのか、数量、大きさ、経過年数、破損・汚損などの状態、火葬済みか?などを確認しておきます。

    自分でお墓を開けて懐中電灯などで照らして確認しても良いですが、骨壺の記名などを確認するために石板をどけて取り出さなければならないので、石材店に頼んで開けてもらった方が良いと思います。お寺や霊園によっては指定石材店が決まってますので管理事務所で確認しましょう。

    確認作業はできれば同行した方が良いと思います。遠くて行けないからと石材店に任せたらカロートを明けずに石版に記載してあったお名前だけで数量を確認しており、当日開けて見たら数が全然合わなかったという実例もありました。

    ここでしっかり把握しておかないと、後の各種見積もり時に「ザックリ価格」で高く見積もられてしまいますので、可能な限り把握しておきます。戦時中の骨壺には石や写真だけが入ってるケースや、戦前だと未火葬の遺骨(再火葬が必要)もあったりします。

    作業料金は1万円程度だと思います(撤去費用の見積もりを依頼すると無料になったりします)。

    電話セールス

    古い遺骨は骨壺に名前が書いてない場合もありますので、お寺の納骨記録などを見せてもらって誰の骨壺か判ったら油性マジックなどで書いておきます。(骨壺の側面ではなくて蓋の裏に記名があることも多い)

    東北地方などに多い合葬式の場合は誰の分か判別するのは不可能だと思いますので、お寺の記録簿などから調べます。

    重要な3つの見積もり
    ① 散骨の料金
    ② 閉眼供養料、離檀料金
    ③ 墓石解体・撤去料金
    ④ お布施料金(閉眼供養)

    また、檀家さんの場合は離檀料がかかる場合がありますので事前に確認しておく必要があります。
  2. 墓地管理者へ申し出する
    費用の算段と受け入れ先のめぼしがついたらお寺または霊園の管理事務所に墓じまいする旨を通達します。
    通達方法は電話でもできるところがありますが、多くは所定の用紙がありますので、郵送などで取り寄せて記入して提出します。

    改葬許可証は必要か?・・・海洋散骨の場合、改葬ではありませんので基本的に許可証は不要ですが、お寺に「必要」と言われたら用意しないと遺骨を取り出せません。

    改葬許可申請書の申請手順は以下のとおり

    ① 墓地がある市役所などで改葬許可申請書を貰ってくる(ダウンロードも可)。郵送可
    ② 改葬許可申請書に現在の墓地管理者から改葬元の証明を受けてくる(有料の場合あり)。理由欄は「自宅で保管する為」と書く
    ③ 改葬許可申請書を市役所などに提出し許可を貰う(無料)。郵送可
    ④ 現在の墓地管理者に提出する。

    市役所
  3. 閉眼供養
    宗派によって異なりますが墓石には故人の魂が宿るとされていますので、僧侶によるお経を唱えて頂いて閉眼(魂抜き)してもらい、墓石を単なる物体にしてもらいます(お布施は5万円程度)。

    寺院墓地の場合はそのお寺の僧侶に、民営霊園ならその霊園の管理事務所に相談して紹介してもらい、公営霊園の場合はどこの僧侶に依頼しても原則は自由です。

    お坊さん

    閉眼時に遺骨を取り出すことが多いのですが、石材店と僧侶の日程が合わない場合などは閉眼供養しておいて、後日石材店に墓石解体する際に、一緒に遺骨を取り出してもらう事もあります。
  4. 離檀手続き
    公営墓地の場合は不要ですが、寺院墓地で檀家さんの場合は離檀の手続きが必要です。宗派や各寺院によって手続き方法や費用は異なりますので、各自で直接お問い合わせする必要があります。平均値は20万円前後のようですが、地方の小さなお寺だと安く、都心部の格式の高いお寺だと高額になるようです。
  5. 墓石の解体・撤去
    石材店に依頼し、墓地区画を更地の状態に戻す必要があります。寺院墓地や石材店が出資している霊園には指定石材店が決まっている場合がありますので、管理事務所に紹介して貰います。指定石材店以外に依頼すると敷地に入れてもらえない等トラブルの原因になります。

    ショベルカー

    公営霊園には指定石材店などがありませんのでどこにでも依頼はできますが、遠方の業者に頼むと交通費が上乗せされますので、高額でなければ霊園周りに存在している老舗の石材店などに依頼した方が安心かとは思います。

    墓石撤去費用の算出方法
    ① 現地調査費用(無料の場合がほとんど)
    ② 墓石解体・撤去処分費用(5万円~10万円/㎡)
    ③ 駐車場から墓石までの距離
    ④ 運搬の難易度(車両が入れないと高額)
    ⑤ 行政手続き代行費用(3千円程度)
  6. 取り出した遺骨を散骨する
    遺骨の取扱は想像以上に汚れるので大概の場合は墓石解体時に石材店に頼んで遺骨を取り出してもらいます。

    お墓の中から取り出した遺骨は骨壺の中に水が溜まっていたりすることがほとんどですので、蓋をしっかり閉じて斜めにするなどして可能な限り水分を抜き、布製ガムテープなどで蓋が開かないようしっかり留め、厚手のビニール袋に入れて口をしっかり縛って運搬します。

    また、お墓の下にあった遺骨にはバクテリアや細菌類が大量に付着していますので、細心の注意が必要です。

    有料ですが霊園まで引き取りに来てくれる散骨代行業者さんが居ますのでそちらを頼んだ方が楽です。

    【散骨する準備】・・・遺骨を粉骨する前に乾燥させる必要があります。粉骨の専門業者には専用の乾燥室がありますので、2日~5日ほど預けて充分に乾燥させてから異物を取り除いて粉骨してもらい、水溶性の紙袋などに封入してもらって受け取ります。(もしくは散骨してもらいます)郵送可

墓じまいの時に多いトラブル

最も多いトラブルはお墓にこだわる親族同士で揉めることですので事前によく相談しておく事をお勧めします。

離檀がらみの金銭トラブルは2018年頃よく耳にしましたが、コロナ後の2021年以降はそういったトラブルはほとんど聞かなくなりました。

以前は「離檀するなら200万持ってきなさい」などと言われる事が多かったようですが、最近では「では永代供養に出しなさい」と言われるらしいです。(それが高額で離檀料代わり)

大きな霊園などは墓じまいに慣れているので手数料を支払うとすんなり遺骨を出してくれます。有名宗教団体Sですらあっさり出してくれます。

なぜなのか、とあるお坊さんにそれとなく聞いたところ、「継承者が絶えるから檀家を止めたいというのに、それは駄目だずっと払えというのもおかしな話ですし、むしろ黙って無縁墓になるくらいなら、しっかり墓じまいをして更地に戻してくれるのはありがたい話ではないですか」との事でした。この2年間で僧侶の方々の考え方も変わってきたのだなと思いました。

節約したいなら散骨代行一択

墓じまいは時間もお金もかかりますし、何よりも手続きが面倒で労力を費やします。それでも人生のけじめとして祭祀継承者に任命された方々が必死な思いでやり遂げています。

今は墓じまい業者(石材店)に頼むと遺骨の処分まで一貫してやってくれますが、手間は省けますが仲介手数料を取られるので1割~2割ほど高くつきます。

菩提寺にそのまま永代供養に出すと高額になってしまう方は、遺骨をお墓から出す日に遺骨の出張引取サービスなどを呼んでおいて、そのまま散骨代行に出すとはるかに安くなるパターンも多いので検討してみるのも得策です。

ご遺骨出張お迎えサービス(関東)

お茶を飲む老夫婦

 

墓じまい後の遺骨はどうしてる?

2024年夏~秋に弊社が独自で調査した「墓じまいした後の遺骨はどうしているのか?」調査の結果では以下のような結果が出ています。

1位 お墓があった霊園で合祀(36%)
2位 別の公営霊園へ合祀(34%)
2位 海洋散骨した(20%)
4位 樹木葬へ改葬(9%)
5位 その他・送骨など(1%)

樹木葬が流行ってるような印象を受けますが、実際は海洋散骨の方が人気です。全国の自治体が格安の合祀墓を作り始めているのでわざわざ民間の高い樹木葬を選ぶ必要がなくなってきています。

海洋散骨はそういった自治体の合祀墓よりも安くなる散骨代行が人気で、墓じまい後の遺骨処分に乗船散骨を選ぶ方は少ないようです。

地方は永代供養、都会は海洋散骨

地方の場合は寺院墓地が多いため合葬墓併設で空きも多い為、手続きの容易さから菩提寺へ永代供養することが多いようですが、都心部では菩提寺の合葬が高額で(平均20万円/体)、かつ公営霊園の合葬墓(平均10万円/体)が抽選待ちのため、海洋散骨を選択する方が増えているようです。

海洋散骨は遺族でボートをチャーターすると10万以上かかりますが、散骨代行を利用すると粉骨も含めて3万円程度で散骨供養できますので大人気です。

おすすめ散骨代行業者ランキング

永代供養と散骨どっちがいいか迷ったら

墓じまいが増えた理由

ここ数年「墓じまい」をする方が急増しています。お墓を維持する経済的負担が大きいというよりも、少子化により墓守をする継承者が途絶えてしまう、都市への移住によって墓守が難しい事が主な理由のようです。

墓石業者や自治体のポイント調査の結果では、すでに約40%のお墓が無縁化しているそうで、年頃には約60%以上のお墓は継承者不明で 無縁墓(むえんばか) になるという予測も算出されています。

お墓はきちんと墓じまいをしないと、無縁墓として墓地管理者によって撤去処分され、お墓の中にあった遺骨は最終的に 合葬墓がっそうぼ(合祀墓(ごうしぼ) )へ弔われます。

お墓を管理する 祭祀承継者 ( さいししょうけいしゃ ) が責任感の強い団塊世代に代わり、先祖の遺骨を放置することはできないという思いから、人生最後の任務として墓じまいを決心する方が多いように感じます。

永代供養と散骨どっちがいいか迷ったら

正式名称について
正しくは祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)なのですが、Googleだと祭祀継承者(さいしけいしょうしゃ)でないと検出されないようなので継承者の方で記述しています。

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