散骨後の供養ってどうしたらいいの?
これから散骨をしようとする方の質問で意外に多いのが「散骨した後で供養したくなったらどうすればいいの?」という内容です。
お墓があればお墓に行って掃除をしたりお花を手向けたりして供養した気になれますが、散骨してしまうと物質的な供養はできなくなります。
とは言え、慣れ親しんだ方の遺灰を全て撒いてしまって後悔したくはないですよね?
ほんの少し遺灰を残しておく方が8割
全ての遺骨を撒くのではなく、粉骨した遺灰の中から少しだけ手元に残しておき、きれいな容器に入れて自宅で供養する「手元供養」という方法があります。
残しておくのはスプーン1杯程度(約20g)の方が多いです。これくらい少量なら「イザ」となったら自分で散骨することも可能ですし、自分の棺にそっと入れてもらうことだって可能でしょう。
量をもっと少なくしてペンダントに入れて身につけているかたもいらっしゃいます。これだと耳かき1杯程度で済みます。
遺骨ペンダントは通販などでいろんな種類が買えます。

↑遺骨ペンダントの例
最近、遺骨を預かりダイヤモンドにして返還するというサービスがあります。物理的には炭素から人工ダイヤを作ることは可能なのですが、遺骨の60%以上は炭素を含まない無機リン酸カルシウムですし、その他の物質もほとんど炭素を含んでいません。ここらどうやってダイヤモンドを生成しているのか疑問でなりません。
本当に遺骨からダイヤ合成しているのであれば問題ありませんが、適当に遺灰を預かり、工業用ダイヤなどを返送されている可能性も否定できませんので、ご利用には慎重さが必要なのではないかなと思います。2014年週刊SPA!の記事→「ペットの形見に遺灰で人工ダイヤを作ります詐欺が横行」
太平洋全部がお墓♪という考え方
海に散骨する方の多くの方は「散骨した海全部がお墓です」という考え方の方が多いです。
そのため、故人に会いたくなったり、供養したくなると海岸に行き、そっとお花を手向けたり、目を閉じて静かに黙祷をささげたりしているようです。
広島近海に散骨したかったのだけど子供達は東京に住んでるから・・・という理由で東京湾に散骨した方もいます。実家に暮らす奥さんは「海は繋がってるから寂しくなったら瀬戸内海を眺めてます」と言っていました。とても素敵な供養の仕方だなと思いました。
「供養」というのは何もお墓を建ててお香をあげることだけが全てではないという考え方です。
物質的な物よりも、故人を弔う気持ちの方が大事という発想の下に散骨は選ばれているのですが、全ての遺灰を撒いてしまうことに抵抗のある方や、外出が困難な方などは少量分骨をして手元供養することをお勧めします。
およそ99%の遺骨を手放すことで「お墓が無い!どうしよう・・・」という悩みから解放されるのも散骨の良いところですよね。

東京湾北部に海洋散骨した方が多く訪れる東京湾アクアライアンの海ほたるパーキングエリアからの眺め。
東京湾・海洋散骨代行<PR>