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ハワイでの海洋散骨体験談

ハワイで散骨した時の様子

new 2021年02月現在、ハワイはコロナの影響で日本からの渡航者に対して14日間の隔離政策が必要となっております。また、現地の船舶関係者も休業状態にありますので渡航の際は事前確認をお勧めします。

父が亡くなって6ヶ月後の2008年10月、今回の散骨には親族5名も同行して計6名でハワイへ行きました。叔父、叔母、いとこ3名と自分です。

事前に遺骨を粉骨しておいて、HISの格安ツアーを使って現地へ出向き、チャーターボートは現地の友人にメールで頼んで事前に予約してもらいました。後にこれが(ハワイ散骨サポート)というサービスになります。

初めてのことで、情報も少なかったので不安だらけでしたが出国の際にあれこれ聞かれることもなければ、入国の際に呼び止められることもなくあっけなく終了。散骨は半日で終わってしまい、残りは全部観光してました。親戚揃ってハワイに来るなんて最初で最後なのでいい想い出になり、父に感謝です。

事前に用意しておいた死亡届などの英訳は無駄になりましたけど、これさえあればという心の支えにはなりました。

ケワロ湾に停泊するボート

散骨当日は現地の友人が手配してくれたタクシーがホテルまでお迎えに来てくれ、ボートが係留しているケワロ湾まで送迎してくれます。ワイキキから車で15分程度です。

ケワロ湾で簡単なレクチャーを受けた後出港します。今回乗ったボートは10人乗り。風がややあったので中規模でしたけど結構揺れました。船酔いが心配な方は大きい船の方が良いかも知れません。(停泊中が一番酔います)

ハワイ州では、条例により陸地より3マイル以上離れた場所で散骨しなくてはならないので15分ほど沖合に向けて走ることになります。(ハワイアンなどはカヌーで沖へ向かって1kmも離れてない場所で散骨してるみたいですが)

ハワイの海は意外に風が吹いてます。波も立つので船酔いし易い人は乗船前に酔い止めの薬を飲むとか、事前の食事に気を使うなどした方が良いです。

実はみんなが酔わないように酔い止めを配ったのですけど、飲んだはずの自分が思いっきり船酔いしてしまいまして脂汗かいてました(笑)。小さなお子様などを連れて乗船する際は、少々大きめの船を選んだ方が揺れも少なくていいかもしれません。

ボートの上で記念撮影

ハワイの正装はアロハシャツやムームーですが、それほどこだわらないでいいと思います。ラフな格好で気軽な感じで散骨してあげた方がハワイっぽいと思います。

日本の葬式マナーとは大きく違います。海で花束などを投げると潮の流れに乗って花束がビーチに漂着してしまいます。ワイキキビーチは観光地ですからそんな場所にレイが流れ着くのは問題です。ですので投げ入れる花は「花びら」状態のものを少量がマナーです。セロファンで包んだ花束などは絶対に投げ込まないようにしましょう。

散骨は遺骨の一部だけ・・・なんて言われますが残しても仕方がないので全て散骨しました。後で日本に残ったもう一人の叔母に「なんで少し残さなかったんだ!」と怒られてしまいましたから、粉骨する前に親族に意見を聞いておいた方が良いかも知れません。

粉骨した遺灰は約3kgほどありましたので、水溶性の紙袋に入れて海面に落としたらドボン!となり少しショックでした。柔らかく散骨するためにもいくつかに小分けしたおいた方が良いかも知れません。もしくはなるべく海面近くで手放した方が良いです。

遺灰はリン酸カルシウムですからお魚やサンゴに生まれ変わるでしょう。散骨はもともと借りていた肉体を地球に還すみたいなそんな自然性回帰性があって妙に納得してしまいました。

散骨が終わってホテルに戻り、トーチが燃えるテラス席でウクレレを聴きながらキレイなサンセットを眺めていると「あ~親父はこれから毎日これを眺められるんだなぁ」と思ったら、とんでもなく良いことをした気になりました。

散骨する瞬間

ハワイの散骨にかかった費用

今回の日程は秋の閑散期の3泊5日、費用は自分、叔父、叔母、いとこ1名分の渡航費用が60万円程度(いとこ2名は自腹)、チャーターボートの料金が11万円でした。あと事前粉骨で2万円。

渡航費用の1人あたりの料金は15万円で、HIS利用で普通にハワイに行き、半日を利用して散骨しました。あとはフリー♪(親族で旅行なんて初めてだったかも)現地での食費などは各自持ちですので、総額で実質は約75万円程度です。

小さな墓地一区画を買う値段で親族4名をハワイに連れて行けるのですからとても安上がりです。しかもお墓の維持費もないし、法事といえばハワイに行くことになるので忌引き扱いにもなるようです(子供達は大喜びですね多分)。

白い粉を持って空港の保安検査は大丈夫なのか?

遺骨を粗めに粉骨しないと麻薬と勘違いされます!みたいな事を書いている業者のページがありましたがあれは嘘です。空港の保安検査は技術レベルが高いのでそんな心配は一切ありません。手荷物で大事に持って行けば「ではX線だけ通させてくださいね」で終わりますので安心してください。

ハワイは特に、現地の人達を中心に海洋散骨が文化として根付いているので寛容です。「大好きだったハワイに散骨しに来たんだ」と言うと、通関で「じゃー僕らからもお祈りさせてもらうよ」と胸に手を当てて黙祷してくれるくらいですから。

そういう意味で、出国前の国内粉骨は経験豊富で安心なまごころ粉骨さんがお勧めです。空港の保安検査でも安心して通過できる全て英語で書かれている粉骨証明書や、機内に持ち込んでも破裂しない真空パック可など、外国人の方も多く利用されるだけあって至れり尽くせりです。送料無料で全国から郵送受付もやってます。

後日、父の同級生から嬉しい便りが

ハワイ散骨を終え、生前最後に届いていた父宛の年賀状全てに「ハワイで散骨しました」と報告をはがきを出しました。

するとその数ヶ月後に、父の同級生から写真付きでハワイに行ってお祈りしてきましたとお便りが届きました。何でも数十年ぶりの海外旅行に行くきっかけになったそうで、奥さんも大変喜んでいたそうです。ハワイに行く大きな機会を作るなんて、親父も粋なことやるなぁ~と感心してしまいました。

 

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