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散骨のルールとマナー

現在、散骨に関する法律というものはなく、比較的自由に行われていますが、自主的なルールやマナーを厳守することで「散骨する権利」が守られています。

後世に迷惑をかけないよう以下のルールを守って正しく散骨を実施しましょう。

遺骨は必ず粉骨すること

散骨する遺骨は必ず一片の長辺が2mm以下まで粉骨します。これは散骨したものが明らかに骨であると分からないようにするためで、より自然に還りやすくするためでもあり世界共通の標準ルールになっています。

焼骨はもろいのでご自身で粉骨することも可能ですが、家族や知り合いの遺骨を粉骨するのは精神的ダメージを伴いますので、粉骨専門業者に委託した方が良いと思います。散骨に関しては粉骨はもはや必須です。

遺灰は異物を取り除き、水溶性の紙袋に収納する

遺骨の中には釘や入れ歯の一部など、金属類が混ざっていることがあります。これらの中には自然に悪影響な物もありますので取り除いておく必要があります。

遺骨に混ざっていた異物と遺灰

また、よく映画などでは遺灰をサラサラ海に撒くシーンがありますが、風の強い日などは風で遺灰が飛び散ってしまい、船上や自分に降りかかってきてしまうこともあります(船長さんはとてもコレを嫌います)ので、基本的には水溶性の紙袋に入れて紙袋のまま散骨します。そのため紙袋は水溶性の物を使用します。

サラサラというよりは「ドボン!」という感じになりますので、なるべく水面近くで沈めてあげると気持ち良く散骨できると思います。

法律を遵守し「節度」をもって行うこと

散骨に関する決まりは、国や州、市区町村等の自治体条例などで規定されていることがありますので厳守すること。散骨後に「知らなかった」では済まされないので、散骨する前にその地域の条例などを必ず調査しましょう。調べられない場合は現地の散骨業者に委託する等して安全な散骨を心がけましょう

特に国内では北海道や静岡県の自治体が条例を定めておりますので以下のリンクから詳細を確認して下さい。

散骨に関する条例のある市区町村一覧

散骨は平服で、喪服は着ない

散骨の際は「節度をもって~」という概念から周辺住民などに配慮し喪服を着ないのが一般的です。

また、明らかに喪服と判る格好で船に乗り込んだり山道に入ればどこかに通報されてしまうおそれもあります。特にリゾート地などではクレームになりやすいので配慮しましょう。

ハワイなどでは正装がアロハシャツなので、海洋散骨の際は真っ白なアロハシャツを着たりします。

公共の乗り物から散骨しない

フェリーやルート船などに乗船して、沖まで出たところでデッキから散骨するといった方法も考えられますが、ルート船の航路には養殖場など散骨禁止の場所が多く含まれてますし、同乗のお客様や運行会社に迷惑をかける結果になりかねないので絶対に止めましょう。

一部の路線では地元運行会社の計らいで許可されている事もあるようですが基本的には禁止されています。

花束ではなく、花びらを撒きます

海洋散骨で献花をしたい場合は、セロハン包装やビニール製のリボン、アルミホイルなど、海に還らない物は全てはずします。また、それらの花が海流に乗って海岸にたどり着くこともあるので、レイや花輪になってるものは必ずバラして花びらの状態で撒くようにします。 花びらの中に数輪、花の形をしている程度であれば問題はありませんが。

散骨用の花

散骨する場所はよく吟味して

基本的に、ご自身の私有地であり、粉末化した遺灰であれば散骨は可能なのですが、土地の売買を予定していたり、近隣住民への配慮、墓標を建ててはいけないなど各種マナーは考慮しなくてはなりません。詳しくは散骨できる場所、してはいけない場所ページでご確認ください。

ということで散骨に関するルールとマナーについて解説させていただきました。散骨トラブルを回避するためにもしっかり守りましょう。

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